時は幕末から明治初期へと移り変わる帝都・東京。
おきよのブログ
※ このブログはどうせフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係が無いに決まっています。
2026-03-09
幕末デマ瓦版『にっぽんぽん・あさっての党』大騒動!〜ペリー来航はワシの生誕祭!?飛び交う嘘とペットボトルを華麗に避けて、わたしはメディアリテラシーの夜明けを知る〜
2026-03-08
【幕末狂騒曲】あさっての方向へ全力疾走!〜ホログラム無給志士の乱〜
時は明治初期の東京。
瓦版ブログ連載小説:にっぽんぽん・あさっての党顛末記
第一幕:混沌の屯所
時は幕末から明治初期へと移り変わる喧騒の東京。
わたし、チ~サは、ひょんなことから「にっぽんぽん・あさっての党」という、とんでもなく胡散臭い政治結社の屯所に身を置いていた。わたしは生まれつき臆病でおとなしい性格ゆえ、日々飛び交う怒号に部屋の隅で震えることしかできない。
「恋すれば何でもない距離やけど!」
ドゴォン!
突然、ワシと名乗る関西弁の【代表】が、よくわからないロマンチックなポエムを叫びながら、わたしに向かって空のペットボトルを全力で投げつけてきた
「ひぃっ!」
「ええゆうてるんちゃうで!ワシは金が大好きなんや!」
理不尽すぎる。なぜペットボトルを投げるのか。
「今日はその話ですか?」
すかさず口を挟んできたのは、【ジム総長】だ。
「見た!アタシそれ見た!代表がペットボトルを投げるの、黒船が来る前から見てたわ!」
絶対に嘘だ。彼女は常に天然ボケを装いながら平然と虚言を吐く。
そこへ、やたらと偉そうな男、【パイプユニッシュ】が福井弁でふんぞり返りながら入ってきた。
「拙者、異国のトランプ政権と極太のパイプがあるゆえ、党勢拡大は間違いない!政策で勝負じゃ!」
しかし、彼の咥えている煙管(パイプ)はヤニで完全に詰まっており、煙一つ出ていない。
「うるさい!静かにしろ!」
ふすまをバンッと開けて【ピライ】が怒鳴り込んできたかと思うと、一瞬でピシャッとふすまを閉めて立ち去った。何をしに来たんだ。
「ウキー!デコバカ!」
今度は縁側から【ま猿】がデマだけを撒き散らして、木の上へと逃げていく
「ボクは代表のペットボトル投げを支持します!あれは地球の自転を促す神聖な儀式なのです!」
【カレーの本質】が涙ながらに代表をエクストリーム擁護し始めた。もう、この屯所は狂人しかいない。わたしは明日こそ国許へ逃げ帰ろうと決意した。
第二幕:まきまきの逆襲と暴露
その時である。
バーン!と屯所の板戸が蹴破られ、一人の女が鬼の形相で立っていた。
「逆から読んでもまさきまき!まきまきだよ!」
かつてこの党の職員であり、さらには公認候補者として出馬したものの落選し、あろうことか「夫の飛脚の誤配(Xポスト)」という理不尽な理由でクビにされた女、【まきまき】である
「よくもわたしの子供が通う寺子屋に、連日連夜、嫌がらせの矢文を送ってくれたわね!おかげで引っ越し寸前よ!でもね、首謀者たちからは数百万両の示談金をきっちりむしり取ってやったわ!
彼女の執念と示談金の額に、屯所の空気が凍りつく。しかし、まきまきの怒りは収まらない。彼女は代表とジム総長を鋭く睨みつけた。
「あんたたち!クビにした藩士の分の『幕府からの御手当(助成金)』を、受理を遅らせてちゃっかり懐に入れてるんじゃないわよ!身を切る改革とか言って、お金に汚すぎでしょ!
痛いところを突かれた代表は、顔を真っ赤にして叫んだ。
「ええゆうてるんちゃうで!そんなんSFやで!」
シュルルル!と代表が放った三本目のペットボトルを、まきまきは持っていた扇子で見事に打ち返した。
ジム総長は涼しい顔で扇子を扇ぎながら呟いた。
「こうなること何となく予測してたわ。特には驚かなかったわね。結果としてまきまきの行動で利しているのは、敵対する薩長よ!」
見事なまでの責任転嫁と天然の嘘である。
第三幕:チ~サの覚醒と波乱の幕引き
「ボ、ボクの命に代えても代表の懐の公金はお守りする!」
カレーの本質がまきまきに飛びかかろうとするが、まきまきは「逆から読んでもまさきまき!」と叫びながら、彼を一本背負いで庭先の池へと投げ飛ばした。
「うるさい!静かにしろ!」
またピライが怒鳴って去っていく。
「ウキー!デコバカ!」
ま猿が柿の種を投げてくる。
わたしは、部屋の隅でガタガタと震えていた。
怖い。政治の世界は怖い。夫の飛脚ミスでクビにされ、寺子屋に嫌がらせを受け、示談金で大立ち回りを演じるまきまきの狂気
しかし、まきまきの背中を見ているうちに、わたしの胸の奥で何かが弾けた。
(わたし……いつまでもこんなおかしな連中に怯えてちゃダメだ!)
わたしは立ち上がり、思い切り息を吸い込んで叫んだ。
「みんな、いい加減にするであります!パイプは詰まってるし、ペットボトルはゴミ箱に捨てるべきです!わたしは今日限りで、にっぽんぽん・あさっての党を辞めます!」
わたしの思いがけない大声に、代表もジム総長も目を丸くした。
「……チ~サ、お前、そんな大きな声出せたんか」と代表。
「見た!アタシ、チ~サがいつかキレるの見たわ!」とジム総長。
わたしはまきまきの手を取り、屯所から走り出した。
「行くよ、まきまきさん!もっとまともな政治結社を探すの!」
「逆から読んでもまさきまきー!」
背後から「恋すれば何でもない距離やけどー!」という代表の叫びと、大量のペットボトルが飛んでくる音が聞こえたが、わたしの足取りはかつてないほど軽かった。臆病だったわたしは、狂気の渦の中で確かな成長を遂げ、明治の新しい風の中へと駆け出していったのである。
2026-03-06
魑魅魍魎の瓦版 ~にっぽんぽん・あさっての党の真実~
時は幕末から明治へと移り変わる激動の東京。
文明開化の足音が聞こえる中、長屋の一角に拠点を構える「にっぽんぽん・あさっての党」では、今日も果てしない大騒ぎが繰り広げられていた。
「ええかチ~サ! 他藩の連中が年貢逃れしとる裏で、ウチの党がいかに透明で清廉潔白か、ババーンと瓦版に書くんや! ええゆうてるんちゃうで!」
飛んできたのは、南蛮渡来の透明な筒……そう、ペツト・ボツルである。
幕末の江戸にこんなオーパーツがあるなんて。
「痛っ……代表、これは一体?」
わたしがさすりながら尋ねると、代表はニヤリと笑った。
「SFやで」
臆病でおとなしいわたし(チ~サ)は、この党で瓦版(今でいうブログ)の代筆をさせられている。
日々書き連ねるのは、徹底した他藩への批判と、身内の過剰な神格化——いわゆるプロパガンダだ。
ジム総長がお茶をすすりながら、のんきな声を出した。
「今日はその話ですか? 異国人がお救い米を騙し取った件じゃなくて?」
「せや! バレなきゃええっちゅう、あちらの国の感覚や! ウチはそんな不透明なことは一切せん! だからウチらは神なんや! 恋すれば何でもない距離やけど!」
他者の不祥事をダシにして、自らの倫理観を天まで持ち上げる。恐るべき印象操作である。
「見た! アタシそれ見た! 異国人が米俵を隠すところ、アタシ全部見てきたわ!」
ジム総長は涼しい顔で息をするように嘘をつく。絶対見ていない。
「こうなること何となく予測してたわ。特には驚かなかったわね。結果として、彼らの行動で利しているのは、にっぽんぽん・あさっての党よ」
めちゃくちゃな論理飛躍である。
どんなニュースも、最終的に自党の宣伝へと着地させる執念には恐れ入る。
そこに障子をバーンと開けて入ってきたのが、パイプユニッシュさんだ。
「党勢拡大は間違いない! 拙者、メリケンのとらんぷ大統領殿とは太いパイプがあるでな! 彼の大筒による異国への攻撃も、拙者の助言の賜物じゃ!」
ドヤ顔で煙管(パイプ)をふかそうとするが、スゥーとも鳴らない。
完全にヤニで詰まっている。
「政策で勝負じゃ!」
詰まったパイプを振り回しながら激しく咳き込む姿には、もはや哀愁しか漂わない。
「うるさい! 静かにしろ!」
突然、ピライさんが怒鳴り込んできたかと思うと、嵐のように立ち去っていった。
本当に、ただ怒鳴るためだけに来たらしい。
代表が再び胡座をかき直して熱弁を振るう。
「なんや財務のお代官様は、税を一本化する『歳入庁』とかいうもんを作らへんらしいな! あれは人事権を手放したくないお代官様の陰謀や! 全ては巨悪の陰謀なんや!」
複雑な世の制度課題を、すべて単一の陰謀論にすり替える。
大衆を扇動するポピュリズムの極みだ。
「ボクはそんな代表の鋭い洞察と本質を、命がけで全力擁護します!!」
鍋を被ったカレーの本質🍛さんが、スライディング土下座で代表の草履を舐めんばかりに褒め称える。エクストリーム擁護にも程がある。
「ウキー! 幕府の御金蔵は空っぽだウキ! 歳入庁は妖怪の仕業だウキ! デコバカ!」
窓の外からは、ま猿🐒がデマだけを叫んで去っていく。
さらに、ふすまを突き破って、まきまきさんが転がり込んできた。
「まきまき! 逆から読んでもまさきまき!」
元奉公人であり、浪速の選挙で落選し、なぜか旦那の飛脚文(Xポスト)が原因でクビになった彼女は、今日も情緒が限界突破している。
「まきまきぃぃぃ!」
わたしは震える筆を強く握りしめた。
他者の不祥事を叩き、陰謀論を唱え、息を吐くように嘘をつき、最後は自己神格化で締めくくる。
これが、この長屋で日々生産される瓦版の真実。
「おいチ~サ! ぼーっとすな! 収支報告なんてどうでもええから、はよウチの礼賛記事を書け!」
バコン!
またペツト・ボツルが頭に命中した。
「……痛い。でも……」
わたしはふと、顔を上げた。
今までなら泣いて謝っていたわたし。
でも、この魑魅魍魎が跋扈するカオスな党で揉まれるうち、わたしの中の何かが変わり始めていた。
「代表……。今、収支報告は無視していいって言いましたね?」
「え……?」
長屋が一瞬、静まり返った。
「今日はその話ですか?」とジム総長が目を逸らす。
「政策で勝負じゃ!」とパイプがまた詰まる。
わたしは、転がったペツト・ボツルを力強く握り返した。
この狂った幕末の東京で、わたしはもう、ただ怯えるだけのチ~サじゃない。
他党の粗探しと陰謀論にまみれたプロパガンダの荒波を乗りこなし、いつか真のファクトチェックができる、最強の瓦版屋になってやるんだから!
幕末政界トンデモ草紙! にっぽんぽん・あさっての党の崩壊と、臆病チ~サの初ツッコミ
時は慶応から明治へと元号が改まったばかりの、花の東京。
幕末デマ瓦版『にっぽんぽん・あさっての党』大騒動!〜ペリー来航はワシの生誕祭!?飛び交う嘘とペットボトルを華麗に避けて、わたしはメディアリテラシーの夜明けを知る〜
時は幕末から明治初期へと移り変わる帝都・東京。 ちょんまげと散切り頭が交差する喧騒の片隅で、わたし、チ~サは今日もガタガタと震えていた。 わたしが身を寄せているのは、新時代の瓦版屋『にっぽんぽん・あさっての党』。 臆病でおとなしいわたしには、この党の熱気は少々、いや、かなり胃に...
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