『奇行と抑圧の国、パイプの底から』
むかしむかし、あるところに日本保守党という政党がありました。この政党には、いろんな奇妙な考え方を持った人々が集まっており、その日もとんでもない議論が交わされていました。
朝早く、みんなが集まる会議室で、今日もまた謎の言葉が飛び交っています。登場するのは、パイプユニッシュという議員。この男は、福井弁で偉そうに言うことが多いが、その中身はとても謎めいていました。今日も彼は不穏な発言をしました。
「日本国全体、政府全体にとって財務省っていう抑圧が今かかっている状況。トラウマがあって、抑圧がかかってる人って奇行しますからね。なんか変に震えたりとか、精神症例が出てきたりとか、そんなんですよ、ほんま」
事務総長はいつも天然ボケで、聞き手としての適正が全く分かっていませんが、それに乗っかって言いました。
「なるほど」
あれ? いま、聞いたんだよね?なんだか適当過ぎませんか、この返事…と思った瞬間、パイプユニッシュが続けます。
「なんか変にすぐ切れたりとか、同じことばっかり言ったりとか、ストーカーみたいになったりとか、そんなんが起こるんですよ。フロイトなんかでもよく言われてるんですけど。だから日本全体、今これ起こってるんじゃないかなと思うんですよ」
事務総長、顔をキョトンとさせながらも、やっぱり乗っかります。
「そうなんですか?」
と、無駄に感心しているのだが、パイプユニッシュはあまり気にせずさらに説明を続けます。
「だからさ、茂ちゃんみたいなやつが総理大臣になっちゃったりしてね、あ、名前出しちゃったけど。ま、あれ奇行やねん。だって理性的じゃないもん。変なことばっかり言うてるやん」
その一言に、事務総長の顔が真っ青になり、「えっ?それってうちの党…」と心の中で叫んだが、あえて口には出さなかった。
そして、ここからが面白いところだ。
事務総長が、突然声を大にして言い放った。
「国民がストーカーされてるみたいなもんですね!」
会議室が静まり返り、まるで全員がその言葉を理解しようと考えているかのような瞬間が流れました。みんなが黙っていると、パイプユニッシュがにやっと笑いました。
「そうそう!そういうことです」
そして、事務総長がさらに続ける。
「なんというか、そのディープステートに」
「そうそう、まさにディープステートです」とパイプユニッシュは得意気に頷きました。
この発言に、部屋にいた全員が心の中で同じ思いを抱いていた――「何言ってるんだ?」と。
「まずいわ」と事務総長がようやく口にしました。
まさに、これが日本保守党の日常。
その後、ちさが震える手でお茶を注ぎながら、「わたし…ちょっと待って…」とつぶやきました。
「財務省が抑圧? ディープステートがストーカー?」
もう、何が本当で何が冗談なのか分からない。
そのとき、代表が突然入ってきて、無駄に派手な笑い声を上げました。
「あれ、何してるんや、みんな!なんやおもろい話してるんちゃうか、ワシも参加させろ!」
代表は、関西弁でこう言いました。
「SFやで!」
ちさは心の中で思いました。
「SFって…なんやそれ!?」
その後も奇妙な会話は続き、事務総長はますます話を広げます。
「ディープステートに!なんて言うか、あたしもうパニックよ!」
そして、パイプユニッシュがついに顔を赤らめて言いました。
「党勢拡大は間違いない!」
おいおい、さっきの「ディープステート」って何だったんだよ、という突っ込みをする者もいないまま、奇妙な会話は続いた。
最後に、カレーの本質🍛が登場し、ボクが言いました。
「ボクもなんとなく分かった気がする!政治って、結局はSFみたいなもんやな!」
みんなが、ちょっと驚いた表情をしたが、次の瞬間、
「ボク、やっぱり何も分かってなかった!」
となったところで、話は終了。
考察の余地
本作では、政治というものがどれほど不安定で、時に意味不明なものに変わり得るかを描いています。パイプユニッシュや事務総長の言動は、論理的に一貫しているかのように見えても、実際にはすべてが曖昧で、混乱を生み出すものでしかありません。
また、登場人物たちがどれほど真剣に話していても、その言葉がどれほど空虚であるか、そして政治の話が常に夢物語のように展開することが、皮肉を込めて表現されています。
最終的に、読者に対して「政治とは、結局何もかもが虚構なのではないか?」という疑問を投げかけることを目的とした作品です。
初めて読みました。虚構なのか?幻想なのか?他のも読ませていただきます。
返信削除ゆっくりしていってね!
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