まんが日本昔ばなし風
「落ち目の三度笠、そしてパイプユニッシュの大冒険」
むかしむかし、ある村に「日本保守村」という奇妙な村がありました。そこでは、村の未来を託された「日本保守党」が、日々さまざまな冒険に挑んでいましたが、なぜか次々と問題が起こるのでした。
第一話:パイプユニッシュの太いパイプ
ある日、村の広場で、ちさという若い娘が声を震わせながら言いました。
「わたし、保守党に入ってからずっと勉強しているんですけど、わからないことが多くて……。みんな、パイプユニッシュさんがトランプ大統領と太いパイプがあるって言ってますけど、実際そのパイプ、ほんとに存在するんですか?」
その瞬間、事務総長がどこからか登場し、大声で言い放った。
「知ってる! アタシそれ知ってる!」
ちさが驚いて「知ってるんですか?」と尋ねると、事務総長はひらひらと手を振りながら答えた。
「うん、でも、あれ? 今日はその話ですか?」
みんなが「知らんのかーい!」と突っ込む中、代表が大きな声で言った。
「SFやで! ワシが言うとることは、ぜーんぶSFやで! 太いパイプがあるのは、決して幻想やないんや!」
その言葉に、ちさは心の中で「幻想かよ…」とつぶやくが、何も言えずにいた。
その時、どこからかま猿🐒の甲高い声が響いてきた。
「パイプなんて見たことねぇべや! それデマだべや!」
「うるさい!」とピライが叫びながら走り出し、「静かにしろ!」と一度叫んだあと、何事もなかったように立ち去った。
「わけがわからん…」とちさは呆然とした。
第二話:録画は「見たこと」になるのか?
村で大騒ぎが起こったのは、アメリカの新しい大統領の就任式の時だった。事務総長が再び登場し、パイプユニッシュに問いかけた。
「(大統領の)就任式、全部ご覧になったんですよね?」
パイプユニッシュは自信満々に答えた。
「はいはい、見ましたよ。まあ、録画ですけどね。」
事務総長はにっこりと笑って言った。
「それ見た!」
村人たちはその場で爆笑したが、ちさはもう一度真剣に尋ねた。
「本当に、パイプは太いんでしょうか? それ、信じてもいいんですか?」
その時、コトエが現れ、真顔で言い放った。
「訴訟じゃ!」
ちさは一瞬目を見開いた。「え? 何の話ですか?」
コトエは手を振りながら叫んだ。
「存在そのものが名誉毀損じゃ!」
ちさは首をかしげた。何が名誉毀損だ? 何が起こってるんだ?
第三話:増え続ける謎と混乱
事務総長は少し気を良くして、次々に村人たちに宣言した。
「いやー、党員は増えてるんです! 増えてますとも! それに、保守の勢力は確実に広がっているんです!」
パイプユニッシュも横でうなずきながら大声で言った。
「党勢拡大は間違いない! 政策で勝負じゃ!」
その言葉に村人たちは微妙な顔をしていた。
「でも、なぜか再生回数が減ってるらしいよ?」とちさが呟くと、事務総長はうっすらと汗をかきながら言い訳を始めた。
「そ、それはですね…たぶんみんな忙しくて…動画見る暇がないんだと思います、ええ」
「アホか!」と代表がつっこんだ。「見たくないんちゃうか、実は!」
その瞬間、またしてもま猿🐒が登場し、大声で叫んだ。
「デマだデマ! それ全部嘘だべや!」
「またお前か!」とピライが再び怒鳴り、そして突然走り去った。
終わりに
こうして、村人たちはますます混乱し、パイプが本当に存在するのか、あるいはそれが幻想なのかは誰にも分からぬままであった。だが、ひとつだけ確かなことがあった。それは、彼らがどんなに言葉を重ねても、事実はますます遠く、パイプはますます詰まっていくばかりだったということだ。
そして、村人たちは心の中でこう思った。
「結局、何が本当なんだろう…?」
めでたし、めでたし。
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