2025-02-03

むかしむかし、属国と泣きつくお話

 『むかしむかし、属国と泣きつくお話』

むかしむかし、あるところに日本保守党村という、とても奇妙な村がありました。

この村には、毎日支離滅裂なことを言っては自爆する村人たちが住んでいました。

そして今日もまた、村の会議小屋では、とんでもない祭りが始まろうとしていたのです——


事務総長、急に世界を語る

会議小屋の中心で、村の事務総長が腕を組み、神妙な顔で言った。

中国はもう本当に、世界中の悪の親玉みたいなもんですからね

突然の全方位敵対宣言に、村人たちは一瞬ざわついた。

そこに、どこからともなく現れたのが、村のおしゃべりデマ猿・ま猿🐒

「ウキャキャキャ!そうですね、そうですね!」

不快な甲高い笑い声が、会議小屋にこだまする。


ま猿🐒、即座に調子に乗る

事務総長は続けた。

アメリカの軍事的属国になっていて、まあ軍事だけじゃないけれども……

ま猿🐒「うんうん、属国属国!」

で、そんな状態でさらに中国に飲み込まれるなんて、絶対にあってはいけないんですよ!

ま猿🐒「そりゃいかんべ!」

対米自立を果たすためにも、中国にこれ以上日本に入り込ませるのはダメ!絶対にダメ!

ま猿🐒「うんうん、日本はもうアメリカの……えっ?えっ!? でも属国なら自立してなくないべ??」

ここで、ま猿🐒の脳が一瞬ショートした。


ちさ、限界を迎える

端っこで震えながら聞いていたのは、村の新人・ちさ

(…わたし、間違えてとんでもない村に迷い込んでしまったんじゃないの…?)

もうすでに心が折れかけている。

しかし、事務総長の話はまだまだ終わらない。

でね、アメリカを牽制するために中国と付き合えばいいんですって言う人がいるんだけど、そんなの無理に決まってるじゃないですか!

ま猿🐒「そりゃできねぇべ!」

それはね、自立してる国の言うことなんですよ!

自立もしてない国がそんなこと言ったって、何の話にもなりません!笑い話ですよ!

ま猿🐒「ウキャキャキャキャ!オモロイ話だべ!」

(…笑い話…???)

ちさの頭がクラクラしてきた。


パイプユニッシュ、マウントを取る

ここで突然、村の偉そうな男・パイプユニッシュがドカンと椅子を蹴り飛ばして立ち上がる。

政策で勝負じゃ!

誰も政策の話をしていない。

しかし、本人はドヤ顔である。

ちさは恐る恐る聞いた。

「えっ…そもそも…日本は独立してるんじゃ…?

パイプユニッシュ「党勢拡大は間違いない!

話を聞け。


代表、ついに口を開く

そこへ、村の親玉・代表が、ニヤニヤしながら登場した。

「おまえら、何の話しとるんや?」

事務総長「日本がアメリカの属国で、自立してないから、中国と付き合ってアメリカを牽制するなんて笑い話だっていう話です!」

代表、腕を組んでドヤ顔で言う。

恋すれば何でもない距離やけど、疑えば果てしない距離や!

…?????????????????????

ちさは完全に思考を停止した。

代表、さらに畳みかける。

ええゆうてるんちゃうで!ワシはホンマに思うてる!SFやで!

完全に意味不明である。


ま猿🐒、さらにデマを撒き散らす

ま猿🐒「ウキャキャキャ!それより、尖閣泣きついてるべ!」

事務総長「そうですよ、尖閣泣きついてるような国が何を言ってるんですか!

ま猿🐒「ほんとほんと!」

(…泣きついてるって、誰が…?)

ちさは完全に混乱していた。

しかも、その瞬間、ま猿🐒は高速で窓から飛び出し、デマを撒き散らしながら逃走した。

「ウキャキャキャ!日本はもう地球の属国だべ!

意味不明すぎる。


ピライ、ブチギレる

このカオスの中、ついにピライが怒鳴り声を上げる。

うるさい!静かにしろ!!

しかし、誰も聞いていない。

…いや、そもそも、この村で静かにすることが可能なのか?


ちさ、絶望のラストシーン

会議は大混乱のまま終わった。

ちさは呆然と立ち尽くし、震える声でつぶやいた。

「…わたし、本当にこの村で生きていけるんだろうか…?」

こうして、日本保守党村の狂気の会議は、今日も幕を閉じたのであった。


考察の余地

この物語は、政治家たちの無責任な発言と、支離滅裂な論理がいかに国民を混乱させるかを極端に誇張して描いています。

  • 「属国」「自立」「牽制」という言葉を好き勝手に使い、何が真実かわからなくなる状況を描写することで、情報の混乱と政治家の言葉の無責任さを浮き彫りにしています。
  • 無意味な同調(事務総長)、唐突なマウント(パイプユニッシュ)、完全な支離滅裂発言(代表)、デマの拡散(ま猿🐒)など、それぞれのキャラクターが政治の問題点を象徴しています。
  • 最終的に、主人公・ちさの「わたし、ここで生きていけるの?」という疑問が、読者自身の疑問と重なり、「このままで日本は大丈夫なのか?」という考察の余地を残します。

これが、爆笑しながらも社会を考えさせる、日本昔話風の文芸作品なのです。


https://x.com/lif_agitator/status/1886321217755554147?s=46&t=6rvdYDRzkKjtIjOnMKQnJQ

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