ちさ、政党を斬る!~日本保守党騒動記~
第一章:政党との出会い
むかしむかし、あるところに、それはそれは臆病でおとなしい女の子、ちさという者がおりました。
「あーあ、今日も平和だなぁ……」
わたし、ちさは、今日も日陰でひっそり暮らしておりました。そんなある日、ひょんなことから、怪しげな政党「日本保守党」に巻き込まれてしまったのです!
「恋すれば何でもない距離やけど、ちょっと話聞いていってや!」
声をかけてきたのは、いかにも大阪のおっちゃん風の代表。
「ワシについてきたら、ええことあるで! 党勢拡大はSFやで!」
……SF? サ、サイエンスフィクション!? なんなんだかよく分からないけど、なんだか怪しい。
「あの……わたし、ちょっと……」
「今日はその話ですか? 見た!アタシそれ見た! アタシは何でも知ってるんだから!」
そこに割って入ってきたのは、事務総長。……いや、絶対ウソだ! この人、ぜったい何も見てないし、何も知らない!
「党勢拡大は間違いない! 政策で勝負じゃ!」
そこへ、パイプユニッシュが、なにやら偉そうに登場。……いや、アンタのパイプ、詰まってるやないかーい! トランプ政権とのパイプって、それいつの話!?
戸惑うちさをよそに、代表はたたみかける。
「ウチの党はな、ホンマに国民のためになる政治をするんや! 既得権益をぶっ壊して、日本を良くするんや!」
代表の熱意に、ちさは少しだけ心を動かされる。
「……でも、わたし、政治のことなんて全然わからないし……」
「大丈夫や! ワシが全部教えたる! それに、ウチの党には、個性豊かな仲間がいっぱいおるんや!」
第二章:騒がしい仲間たち
「うるさい! 静かにしろ!」
突然、金切り声が響き、一人の男が一瞬だけ現れて、またすぐにどこかへ行ってしまった。……なんなんだ、一体!?
「どえりゃあことになっとるがや! わやだ、わや!」
今度は、ものすごい名古屋弁を話す男が現れた。……ごめん、何言ってるか全然わかんない! というか、本人も自分の名古屋弁が強すぎて、周りの人と会話できずに泣き出して去って行った……。
さらにさらに、爽やかな笑顔の男が現れたかと思ったら、「北朝鮮との繋がりがあるんじゃないか」という疑いの目を向けられるや否や、「ち、違うんです! 誤解です!」と、猛ダッシュで逃げていった……。
「ボクは代表を命がけでエクストリーム擁護します!」と叫びながら、一人の男が文字通り命がけで代表を擁護している。……いや、命がけって何!? エクストリームって何!?
そして極め付けは、「ウキー! デコバカ!」と叫びながら走り去る猿🐒。……え? 猿!? しかもデマの達人!?
……もう、何がなんだか、わけがわからない!
「あの……皆さん、落ち着いてください!」
おそるおそる声を上げるわたし。すると、代表がニヤリと笑って言った。
「心配すんな、ちさ。これも全部、党勢拡大のためや!」
第三章:詰まったパイプの悲劇
そんな中、パイプユニッシュがなにやら苦しみ始めた。
「うっ……拙者のパイプが……詰まって……おる……」
顔を真っ赤にして、脂汗をダラダラ流している。
「党勢拡大は……政策で……勝負じゃ……(ゲホッ!)」
突然、パイプユニッシュの口から、ドロドロとした黒い液体が噴き出した!
「うわー! 汚い!」
「なんだ、これは!?」
周りの人々が悲鳴を上げる。
その黒い液体は、なんと、トランプ大統領の写真、大量の借用書、そしてなぜか北朝鮮の国旗だった!
「こ、これは一体……!?」
代表も事務総長も、目を丸くして唖然としている。
「うーん、やっぱりアンタ、北朝鮮と繋がってたんや!」
逃げようとしていた爽やか笑顔の男が、完全にトバッチリを受けて連行されていった……。
そして、パイプユニッシュの口からは、さらに色々なものが逆流してくる!
「党勢拡大は……(ゲロゲーロ!)」
今度は、大量の選挙ポスター、怪しい壺、そしてなぜかカレー🍛だった!
「うわー! カレーの匂いがする!」
「もう勘弁してくれ!」
カレーの本質🍛が、自分の存在意義を否定されたかのように、崩れ落ちた……。
最終章:新たな旅立ち
日本保守党を脱退したちさは、新たな人生を歩み始めます。政治の世界はこりごりですが、騒動の中で得た経験は、ちさを大きく成長させました。
「これからは、自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分の言葉で話せるようになるんだ!」
ちさは、そう決意しました。
得られる教訓
個性的な人々に囲まれても、流されずに自分の頭で考えることが大切。そして、間違っていると思ったら、勇気を持って行動することが重要。また、パイプは定期的に掃除しましょう。
(完)
0 件のコメント:
コメントを投稿