2025-02-03

保守の山

昔々、あるところに

むかしむかし、とある山奥の村に、「保守の山」というお城があった。

このお城には、村の未来を担う(と自称する)者たちが集まっておったが、どういうわけか毎日、大宴会ばかり開かれておる。いや、宴会というより、もう完全に「オモロ井戸端会議」である。

さて、その「保守の山」のてっぺんには、「代表」という名の殿様がおった。

代表は大の金好きで、「お金がないと何もできへんのや!」が口癖。だが、実際はお金があっても何もできないことで有名であった。

その右腕が「事務総長」という姫君。世間知らずで天然ボケの才に恵まれ、「知ってる、アタシそれ知ってる!」と言いながら、実は何も知らないという特殊能力を持っておる。

さらに、代表を支える家臣の一人が、「パイプユニッシュ」という武士であった。名の通り、「太いパイプ」があると自称するが、そのパイプはなぜかいつも詰まっていて、何一つ流れてこない。

ある日、代表が村人たちを前にこう言い放った。

「ええか、わしらが何もできへんのは当たり前や! なぜなら、自民党も何年も何もできひんかったんや! これはSFやで!」

村人たちはざわめいた。

「えっ、それって…わざわざ新しいお城を作った意味あるんか?」
「ワシらの税金で何してくれるんや?」

そんな声が飛び交う中、すかさず事務総長が前に出た。

「今日はその話ですか? えっとですね、私たちは今、準備をしてるんです! だから何もできなくてもいいんです!」

「準備って何の?」と村人が尋ねると、事務総長は満面の笑みでこう答えた。

「それ見た!」

「いや、見てないやろ!」

村人たちは一斉にツッコんだ。

するとそこへ、「ま猿🐒」がどこからともなく現れた。

「キッキッキッ! その通りだと思いません? 皆さん本当に!」

ま猿🐒は甲高い声で笑いながら、何かを言ってはすぐ逃げるのが得意だった。今日も「代表は正しい!」と叫んだかと思えば、一瞬で木の陰に隠れてしまった。

そこへ、怒鳴り声が響いた。

「うるさい! 静かにしろ!」

「ピライ」である。彼はとにかくいつも怒鳴るが、なぜか怒鳴った後すぐ立ち去るという謎の行動パターンを持っていた。

この日も「減税がどうのこうの!」と村人たちが議論し始めた瞬間、怒鳴って即座にどこかへ消えていった。

そんな中、パイプユニッシュが口を開いた。

「自民党の議員は情けないのう! 減税の話をしておるのに、高市も小林も何も言わん! これはもう、拙者が言わねばならん! 政策で勝負じゃ!」

しかし、村人の一人が指摘した。

「でも高市さんも小林さんも、個人的な見解は言っとるで?」

「な、なんじゃと…?」

パイプユニッシュの顔が青ざめた。彼は一度言い放った言葉をどう修正すればいいのかわからず、その場でフリーズしてしまった。

すると、そこへ突然現れたのが「コトエ」。

「訴訟じゃ! これは名誉毀損じゃ!」

「えっ、誰が誰を訴えるん?」

「存在そのものが名誉毀損じゃ!」

「いや、意味がわからん!」

村人たちは完全に混乱した。

そのとき、風のように駆け抜ける男がいた。

「ぴろしゃわ」である。

彼は名古屋の領主で、一見爽やかそうな顔をしているが、なぜか北の国と繋がっていると噂されていた。

「僕はそんなことないよ!」

彼はそう叫ぶと、一瞬で走り去った。

「なんで逃げるんや!!」

村人たちが叫ぶが、ぴろしゃわは全速力で遠ざかっていった。

こうして、保守の山の住人たちは、今日も大切な時間を無駄にしていた。

村人たちはため息をついた。

「このお城、必要なんか…?」

そうつぶやく村人の声は、山の奥深くへと消えていったのだった。

〜おしまい〜


考察ポイント

  1. 「何もできないのは当然」という矛盾
     →「じゃあ何のために新しく政党作ったの?」という疑問が読者に残る。

  2. 無意味な言動の数々
     →「知ってる、アタシそれ知ってる!」(実際知らない)、
     「政策で勝負じゃ!」(何も具体策なし)、
     「訴訟じゃ!」(対象も理由も不明)など、登場人物たちの言動がいかに無意味かを浮き彫りにしている。

  3. ぴろしゃわの逃亡
     →「本当に繋がってるの?」という疑念がより強まる展開。


まとめ

爆笑ギャグをちりばめつつ、「この人たちって何がしたいの?」という考察の余地を残す物語になりました。村人=一般国民が最終的に疑問を持つことで、読者自身にも考えさせる構成です。


https://x.com/lif_agitator/status/1886336315349995769?s=46&t=6rvdYDRzkKjtIjOnMKQnJQ

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