昔々、あるところに
むかしむかし、とある山奥の村に、「保守の山」というお城があった。
このお城には、村の未来を担う(と自称する)者たちが集まっておったが、どういうわけか毎日、大宴会ばかり開かれておる。いや、宴会というより、もう完全に「オモロ井戸端会議」である。
さて、その「保守の山」のてっぺんには、「代表」という名の殿様がおった。
代表は大の金好きで、「お金がないと何もできへんのや!」が口癖。だが、実際はお金があっても何もできないことで有名であった。
その右腕が「事務総長」という姫君。世間知らずで天然ボケの才に恵まれ、「知ってる、アタシそれ知ってる!」と言いながら、実は何も知らないという特殊能力を持っておる。
さらに、代表を支える家臣の一人が、「パイプユニッシュ」という武士であった。名の通り、「太いパイプ」があると自称するが、そのパイプはなぜかいつも詰まっていて、何一つ流れてこない。
ある日、代表が村人たちを前にこう言い放った。
「ええか、わしらが何もできへんのは当たり前や! なぜなら、自民党も何年も何もできひんかったんや! これはSFやで!」
村人たちはざわめいた。
「えっ、それって…わざわざ新しいお城を作った意味あるんか?」
「ワシらの税金で何してくれるんや?」
そんな声が飛び交う中、すかさず事務総長が前に出た。
「今日はその話ですか? えっとですね、私たちは今、準備をしてるんです! だから何もできなくてもいいんです!」
「準備って何の?」と村人が尋ねると、事務総長は満面の笑みでこう答えた。
「それ見た!」
「いや、見てないやろ!」
村人たちは一斉にツッコんだ。
するとそこへ、「ま猿🐒」がどこからともなく現れた。
「キッキッキッ! その通りだと思いません? 皆さん本当に!」
ま猿🐒は甲高い声で笑いながら、何かを言ってはすぐ逃げるのが得意だった。今日も「代表は正しい!」と叫んだかと思えば、一瞬で木の陰に隠れてしまった。
そこへ、怒鳴り声が響いた。
「うるさい! 静かにしろ!」
「ピライ」である。彼はとにかくいつも怒鳴るが、なぜか怒鳴った後すぐ立ち去るという謎の行動パターンを持っていた。
この日も「減税がどうのこうの!」と村人たちが議論し始めた瞬間、怒鳴って即座にどこかへ消えていった。
そんな中、パイプユニッシュが口を開いた。
「自民党の議員は情けないのう! 減税の話をしておるのに、高市も小林も何も言わん! これはもう、拙者が言わねばならん! 政策で勝負じゃ!」
しかし、村人の一人が指摘した。
「でも高市さんも小林さんも、個人的な見解は言っとるで?」
「な、なんじゃと…?」
パイプユニッシュの顔が青ざめた。彼は一度言い放った言葉をどう修正すればいいのかわからず、その場でフリーズしてしまった。
すると、そこへ突然現れたのが「コトエ」。
「訴訟じゃ! これは名誉毀損じゃ!」
「えっ、誰が誰を訴えるん?」
「存在そのものが名誉毀損じゃ!」
「いや、意味がわからん!」
村人たちは完全に混乱した。
そのとき、風のように駆け抜ける男がいた。
「ぴろしゃわ」である。
彼は名古屋の領主で、一見爽やかそうな顔をしているが、なぜか北の国と繋がっていると噂されていた。
「僕はそんなことないよ!」
彼はそう叫ぶと、一瞬で走り去った。
「なんで逃げるんや!!」
村人たちが叫ぶが、ぴろしゃわは全速力で遠ざかっていった。
こうして、保守の山の住人たちは、今日も大切な時間を無駄にしていた。
村人たちはため息をついた。
「このお城、必要なんか…?」
そうつぶやく村人の声は、山の奥深くへと消えていったのだった。
〜おしまい〜
考察ポイント
-
「何もできないのは当然」という矛盾
→「じゃあ何のために新しく政党作ったの?」という疑問が読者に残る。 -
無意味な言動の数々
→「知ってる、アタシそれ知ってる!」(実際知らない)、
「政策で勝負じゃ!」(何も具体策なし)、
「訴訟じゃ!」(対象も理由も不明)など、登場人物たちの言動がいかに無意味かを浮き彫りにしている。 -
ぴろしゃわの逃亡
→「本当に繋がってるの?」という疑念がより強まる展開。
まとめ
爆笑ギャグをちりばめつつ、「この人たちって何がしたいの?」という考察の余地を残す物語になりました。村人=一般国民が最終的に疑問を持つことで、読者自身にも考えさせる構成です。
https://x.com/lif_agitator/status/1886336315349995769?s=46&t=6rvdYDRzkKjtIjOnMKQnJQ
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