その収支報告、SFやで!
「ワタクシの大いなる野望……それは透明性と論理的思考を兼ね備えた情報発信をすること……!」
神聖なるカフェ・デ・パヨクの一角で、板尾場さんは静かに紅茶をすすりながら、冷静に言い放った。
その横で、「わ、わたしも勉強中ですっ……!」と、オドオドしながらメモを取るちさ。保守党の新人立候補予定者として、今日も全力で情報戦に挑むのであった。
そこに突如として現れるのは――
「訴訟じゃ!存在そのものが名誉毀損じゃ!!」
空間を引き裂くかのごとく響き渡るコトエの声。彼女の手には、分厚い訴状が握られているが、誰に対するものかは誰も知らない。
「おおん?収支報告とな?そんなもんSFやで!!」
突如、関西弁を炸裂させるのは、満面の笑みの代表であった。
「ええゆうてるんちゃうで!ホンマの話や!ワシらはカンパ金を有効活用してるんやから、細かいことは気にしたら負けやで!」
「え、ちょ、ちょっと待ってください!!収支報告って、ちゃんとしないといけないものですよね!?政治活動として!」
オロオロするちさ。しかし、代表は意に介さない。
「大丈夫や!!全部ワシのポケットに入れとるわけちゃうんや!それより、おもろい話したるで!ええか!?ワシ、実は宇宙人やねん!」
「ええええええ!?!?」
「そや!政治資金の行方は、木星の秘密基地にあるんや!!な?SFやろ!?」
「SFじゃないですよ!!現実の話をしてください!!!」
「今日はその話ですか?」
そこへ、事務総長が呑気な顔で割り込んできた。
「知ってる!アタシ、それ知ってる!収支報告ってね、お金の流れをちゃんと説明するやつでしょ??」
「そう、それです!!やっと話が通じる人が……!!」
「でね、収支報告って、アレでしょ??高級ブランドバッグを買うために使うやつ!」
「違う!!!」
「ちさちゃん、落ち着きなさい。ワタクシの計算によれば、政治資金の収支報告というのは非常に重要な……」
冷静に説明しようとする板尾場さん。しかし、
「政策で勝負じゃ!!党勢拡大は間違いない!!」
突如、豪快な声を張り上げるのはパイプユニッシュ。彼の登場により、場のカオス度が一気に上昇する。
「拙者の計算では、政治資金の使い道など些細なこと!重要なのは、アメリカとの太いパイプよ!!!」
「そのパイプ、詰まってるでしょ!」
「フンッ!!拙者は政策で勝負じゃ!!!」
「うるさい!静かにしろ!!!」
突然、ピライが叫ぶ。
「あんたが静かにしてくださいよ!!!」
「人がしゃべっている時は静かにしろ!!!」
「いや、いきなり来て大声出す方が悪いですよね!?」
もう場は完全に混沌の渦である。
「ええゆうてるんちゃうで!ワシが言いたいのはな、政治資金の流れなんて気にするより、もっと大事なことがあるんや!」
「何が大事なんですか……?」
ちさが恐る恐る尋ねると、代表は満面の笑みで叫んだ。
「ワシらの夢や!!!」
「え、何の話ですか……!?」
「ワシはな!夢を語る政治家が好きやねん!!」
「収支報告の話はどうなったんですかーーー!?!?!?」
こうして、いたば板尾場の政治バラエティは今日も爆笑の渦に包まれるのであった……!
~つづく~
「政策で勝負じゃ!」と叫びながら飛び込んできたのは、われらがパイプユニッシュ!
「おぬしら、拙者の超人的なパイプでトランプ政権とつながっておることを忘れるでないぞ!党勢拡大は間違いない!」
「……ええゆうてるんちゃうで」
代表がぽつりと呟いた。ちさは思わず頭を抱える。
「えっ、あの、代表、今の発言に何か意味は……?」
「ないで!SFやで!」
……それがわかった時点で負けだと思う。
そんな中、事務総長が得意げに手を挙げた。
「知ってる!アタシ、それ知ってる!トランプって、あれでしょ、ケチャップ好きな人!今日はその話ですか?」
「……いや、違います」
板尾場さんが鋭い眼光を放ちながら、AIの画面をスクロールしていた。
「ワタクシ、ChatGPT先生に聞いてみたんですよ」
「えっ!?」
ちさは驚愕した。いや、驚愕すべきなのはそこではない。この場の混沌具合がすでに人類史上類を見ないレベルに達していることだ。
「代表、カレーの本質🍛、事務総長、ちょっと静かにしなさい」
「うるさい!静かにしろ!」
――バンッ!!
そこに現れたのはピライだった。いつの間にか興奮して机を叩いている。
「……お前、いつの間に」
「人がしゃべっている時は静かにしろ!」
「いや、今しゃべり始めたのお前じゃん!」
ちさは全力でツッコんだが、ピライはさらに机をドンと叩いた。
「うるさい!静かにしろ!!」
「うるさいのはあなたです!!」
もはや何が何やらである。
しかし、ここで板尾場さんがクールに言い放つ。
「ワタクシはAIの知見を取り入れ、客観的な視点から最善の対応策を模索しました」
「おお!それは素晴らしい!!」
カレーの本質🍛が代表の肩を叩きながら叫ぶ。
「ボクは絶対に代表をエクストリーム擁護するけど、今日だけは板尾場さんを擁護するよ!!」
「お前、どっちやねん!」
ちさが思わずツッコむが、カレーの本質🍛はキメ顔で親指を立てた。
「ボクは常に正義の味方!つまり代表の味方!でも今日は板尾場さんも味方!味方が多いほど平和!」
「その理論で世界は回らない!」
「訴訟じゃ!」
唐突にコトエが割り込んできた。
「存在そのものが名誉毀損じゃ!ChatGPTも訴訟じゃ!カレーの本質🍛も訴訟じゃ!ピライもうるさいから訴訟じゃ!」
「うるさい!静かにしろ!!」
「訴訟じゃ!!!」
もはや誰も止められない。カオスの極みだ。
その時だった。
「……ククク、ギャハハハハ!!!」
聞き慣れた甲高い笑い声が響く。
「ま、まさか……!」
ちさが絶望に震えながら振り返ると、そこには不吉な影があった。
「お前……ま猿🐒!!」
「ギャハハハ!デマだべさ!全部デマだべさ!ワシの言うことが100%真実だべさ!」
「お前、過去に何度デマをバラ撒いて逃げたと思ってるんだよ!!」
「ギャハハ!それもデマだべさ!!!」
「もうどうにでもなれ……」
ちさは目を閉じた。
ここは混沌の渦の中心。
そして、この騒動の果てに、板尾場さんの冷静な分析が炸裂する……。
(続く)
1/26の収支報告をめぐるカオス大戦争! ~転~
──日本保守党・定例会議室。
白熱する議論! 交差する感情! 乱舞する書類! 何も整理されない収支報告書!
ちさは、汗だくになりながら会議室の隅でガタガタ震えていた。
「ちょっ、ちょっと待ってください! みんな落ち着いて話しませんか!?」
しかし、その願いは届かない。なぜなら、この会議室は常にカオスの最前線だからだ!
***
収支報告の嵐! 板尾場さん VS 事務総長!
「ワタクシは、客観的な視点から、事実に基づいた議論を展開しております」
ピシャァァァン!!!
板尾場さんが机に収支報告書を叩きつける! その瞬間、書類が風を切って舞い上がり、ちさの顔面に直撃!
「ぐはっ!!」
「知ってる! アタシ、それ知ってる!」
事務総長が勢いよく手を挙げる! ちさは期待した!
──頼む……何かまともなことを言ってくれ……!
「今日はその話ですか!? なるほど! そういうことか!」
「何が!?」
ちさの叫びがこだまするが、事務総長は得意げに胸を張る。
「収支報告って、あれでしょ!? お金の出入りを記録するアレ!!!」
「それをしろって言ってるんですううう!!!」
***
代表の奇策!? 「金は天下の回りモン」理論!
「ええゆうてるんちゃうで。収支報告なんか細かいこと気にせんでもええねん! ほら、金は天下の回りモンいうやろ?」
「代表、それSFやで」
「せ、政治ファンタジー……!?」
板尾場さんが冷徹に睨みつけるが、代表は気にせず財布を取り出し──
バッ!!
なんと、ちさの目の前で千円札をくるくる回し始めた!
「ほれ見ぃ! こうして回しとったら、金は回るんや!」
「ちがあああああああう!!!!」
ちさの悲鳴がこだまする。
***
政策とパイプ、どっちが詰まっているのか問題
「拙者、政策で勝負じゃ!」
ドン!!
パイプユニッシュ議員が堂々と立ち上がる! しかし──
「……党勢拡大は間違いない!」
誰も聞いていない!!!
ちさが横目で見た板尾場さんの表情は、静かに沈み込んでいた。
「……パイプユニッシュ議員、トランプ政権との太いパイプをお持ちとか?」
「その通りじゃ!」
「……そのパイプ、詰まってません?」
ズガァァァァァン!!!!
ちさのツッコミが炸裂!! その瞬間、代表が叫ぶ!
「ワシの財布も詰まっとるで!!!」
「知らんがな!!!」
***
突如乱入! カレーの本質🍛 VS 板尾場さん
「ボクは代表だけはエクストリーム擁護する!!!」
カレーの本質🍛がシュババッ!!と飛び込んできた!!
「えっ!? 何も聞かれてないのに!?」
「代表が収支報告なんてしなくても、それはもう国の陰謀!! ボクにはわかる!!」
「何が!!?」
カレーの本質🍛は机の上にドンとカレールウ(未開封)を置き、満面の笑みで言い放った。
「カレーも、時間が経てば煮詰まる!! つまり、収支報告も煮詰まる!!」
「何の例えなの!?」
***
カオス極まる! 収支報告の運命は!?
「訴訟じゃ!!!」
「存在そのものが名誉毀損じゃ!!!」
コトエが突如参戦!!!!! ちさは叫んだ。
「もうめちゃくちゃだあああああ!!!!!」
──会議室はカオスの渦に飲み込まれ、収支報告の行方は依然として不明であった……。
──続く!!!
1/26の収支報告を明確に示した板尾場さん
~終幕!愛と爆笑の情報化社会ロマン~
静寂が、言論空間を包み込んでいた。
……はずだった。
「ワシの黄金の大計画、ついに完成や!!」
突如として、代表が天井から逆さにぶら下がって降臨。
「ええゆうてるんちゃうで!ワシの金脈は、今やカレーの本質🍛の献身的なスパチャによって、無限に湧き出るんやで!」
「ボク、代表のためならワンコインどころか、ワンコイン×10の貢献も惜しまないよ!」
代表の背後で、カレーの本質🍛が熱烈にカレー色のエフェクトを発しながら踊る。
ちさは、すべての会話についていけていなかった。
「ちょ、ちょっと待って!?ワタシ、今『情報公開の重要性』について話してたはずじゃ……?」
そこへ、事務総長が元気いっぱいに手を挙げる。
「知ってる!アタシ、それ知ってる!情報って、透明性が大事なんでしょ!今日はその話ですか?」
「そうですわよ、事務総長。しかし、皆さん話がどんどんSF(すごく不条理)な方向に進んでいますわね」
板尾場さんは冷静にツッコミを入れつつ、謎の金色のオーラを放つ代表を一瞥する。
「で、代表。その『黄金の大計画』とは、一体何なのです?」
「ふふふ……ワシはついに……!」
代表は天井を指差した。
「巨大な金ピカ看板を作ったんや!!!」
──日本保守党、ここに爆誕!!!
ドンッ!!!
そこには、ありえないほど巨大な金色の看板がそびえ立っていた。
眩しすぎて直視できないレベル。
「党勢拡大は間違いない!!!」
パイプユニッシュが、福井弁で誇らしげに叫ぶ。
だが、その直後……
バキバキバキィ!!!
看板の重量に耐えきれず、建物がギシギシと揺れる。
「人がしゃべっている時は静かにしろ!!」
ピライが突然叫ぶが、誰も彼の言葉に耳を貸さない。
「うるさい!静かにしろ!」
結局自分で自分に言い返すピライ。
そこへ、突如として奇声が響き渡る。
「キャキャキャキャキャッ!!!」
ま猿🐒の高笑い。
「デマだべ!!!全部デマだべ!!!」
言い捨てるなり、ま猿🐒はその場から消えた。
「えっ、なに!?いまの何!?」
ちさの混乱はピークに達していた。
だが、そんなカオスの中でも、板尾場さんは冷静だった。
「……まぁ、これが日本保守党の現実というわけですわね」
彼女はため息をつき、最後にこう締めくくった。
「ワタクシはただ、正しい情報が広がることを願っています。 それがこの混沌を少しでも整える一助になれば幸いですわ」
カレーの本質🍛が敬虔に手を合わせた。
「ボク、代表を信じてるよ……!」
金ピカの看板の下で、一同は眩しさに目を細めながら、今日も混沌の渦に巻き込まれていくのであった──。
【完】
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